インターネットの登場によって変わったことというのは、
個人的にはものすごくたくさんあると思っている。
今現在、仕事でもプライベートでも、
インターネットがなかったら出会ってなかった人の方のが多いくらい。
すべての情報をネットで探す時代。
私自身も、
IT関連の仕事をして稼いだお金を、
パソコンでの音楽づくりのためにけっこう投じる。
ネット世代の申し子ともいえるような、
そんなライフスタイルぶりではある。
とはいえ、音楽といっても、
空気振動の周波数を、重ねたり、切り貼りしたり
しているだけのことかもしれない。
それに大のオトナが夢中になるのだから、不思議なことだ。
ここ数年間、
「音楽の神様」とか「理屈のない感動」とか、
そういう言葉をNGワードとして、
簡単にそのミステリーを結論づけないようと考えて来た。
それによって、深く理解が進んだ部分もあり、
謎めきが増していった部分もある。
ごちゃごちゃ言ってても仕方がないので、例を出してみれば、
サニーデイサービスの最後のアルバムとなった「LOVE ALBUM」に収録されている
『うぐいすないてる』という曲である。
私の知っているところで、
この曲を特別取り上げている人はいないのだけど、
これはその「音楽の不思議」が余すところなく収録されている名演。
どのようなレコーディングをしたのかは、知らないのだけど、
きっと〝このテイク〟でしか生むことのできなかった魅力、
なんだろうと想像している。
生活の中で、インターネットの圧倒的なパワーを享受しながら、
少し、それとは真逆と言ってもいいベクトルへの思いが、
また少しずつ膨らんで来ている今日この頃ではある。